波乱の徳島市議会「午前3時41分に閉会」 市長の問責決議案・新条例案も可決【徳島】
10月7日「フォーカス徳島」の放送中も審議が続いていた徳島市議会。
その後も小休止を挟みながら延々と続き、終わったのは何と8日未明の午前3時41分でした。
異例の事態の裏でいったい何があったのか。
波乱の一日を振り返ります。
(記者)
「時刻は午前0時を回りついに日をまたぎました。徳島市議会では今も調整が続けられています」
7日に閉会日を迎えるはずだった徳島市議会。
新ホール整備についてかわされた後藤田知事と遠藤市長との「合意」をめぐって議会は紛糾、すでに会期を12日間延長していました。
(朋友会・加村議員)
「唐突であり憤りを感じる」
(新未来とくしま・増田 議員)
「大問題ですよ。勝手に合意してきて議会軽視です」
(松本副市長)
「合意というのは、徳島市として合意ではございません」
(公明党市議団・ 土井議員)
「真意を確認するということが重要でないか」
(遠藤市長)
「市長という立場の私が個人で判断した。つまりこれは執行機関の判断です」
(自民党市議団・岡議員)
「こんなことは行政がしてはならんことです」
「きちっとした手続きを踏んでくださいって言ってるだけ。(県市協定を)解約しますと、新たに始めますと言わないと、次の手を打たなければならない」
「県議会ようにひどくはないよ」
市と議会の間の溝は埋まらないまま、最後の一日は始まりました。
開会は定刻より5時間あまりおくれの午後3時12分。
その理由は。
(誠和会・井上議員)
「市長としての政治的・道義的責任を強く問うものであります」
(朋友会・ 森本議員)
「県・市両議会の意見を斟酌し、慎重かつ丁寧な対応を取られるよう強く要望する」
(誠和会 ・齋藤議員)
「県市協調新ホール整備に関する基本協定を白紙に戻すとともに」
遠藤彰良市長の責任を問う問責決議案など、藍場浜公園西エリアでの新ホール整備に否定的な議員から出された3つの議案について調整が難航したためです。
それでも何とか開会し、議案は採決にかけられました。
「賛成18票、反対10票であります」
3つの議案はいずれも賛成多数で可決され、これでようやく閉会、誰もがそう思いました。
しかし。
(記者)
「新ホールに関する3つの議案は可決されましたが、閉会を目前に新たな条例案が出され、徳島市議会は今も混乱が続いています」
閉会直前、野党会派などは旧文化センター跡地前提の県市基本協定の改定には、市議会の議決を必要とする条例案を提出しました。
市長の問責決議などが藍場浜への方針転換に反対するいわば「意思表示」だったのに対し、これは市長や県が進める計画に実際の足かせをはめるきわめて実効的なものでした。
議会は日またぎ前にいったん閉会、会期を1日延長するという手続きを経たうえで午前1時から再開しました。
県市協定の改定に市議会の議決を必要とする条例案は、採決の結果、賛成17反対10の賛成多数で可決されました。
そして8日未明午前3時41分、徳島市議会はようやく閉会しました。
閉会後、遠藤市長は…
(遠藤市長)
「今もう午前4時ということで、大変長い議会だったですね。みなさんもお疲れさまでした。大変今疲れました」
「ホールの建設に関して問責決議とのことだが、少しでも早くホールが立つように、市民の利益、徳島市の利益を考えて一生懸命行動していたつもりですが、その件で問責を受けたっていうのは、非常に残念に思っています」
「議会で問責が議決されたことは、非常に大きいことだと思う。それはしっかりと受け止めなければいけないと思います、私はやってきた判断については、間違っていないと思いますから、これからも自信をもってやっていきたい」
また、可決された条例案に対しては。
(遠藤市長)
「そういうルールができたんですから、そのルールに合わせてやっていくしかない。しっかり説明して認めてもらうようやっていきたい」
その後も小休止を挟みながら延々と続き、終わったのは何と8日未明の午前3時41分でした。
異例の事態の裏でいったい何があったのか。
波乱の一日を振り返ります。
(記者)
「時刻は午前0時を回りついに日をまたぎました。徳島市議会では今も調整が続けられています」
7日に閉会日を迎えるはずだった徳島市議会。
新ホール整備についてかわされた後藤田知事と遠藤市長との「合意」をめぐって議会は紛糾、すでに会期を12日間延長していました。
(朋友会・加村議員)
「唐突であり憤りを感じる」
(新未来とくしま・増田 議員)
「大問題ですよ。勝手に合意してきて議会軽視です」
(松本副市長)
「合意というのは、徳島市として合意ではございません」
(公明党市議団・ 土井議員)
「真意を確認するということが重要でないか」
(遠藤市長)
「市長という立場の私が個人で判断した。つまりこれは執行機関の判断です」
(自民党市議団・岡議員)
「こんなことは行政がしてはならんことです」
「きちっとした手続きを踏んでくださいって言ってるだけ。(県市協定を)解約しますと、新たに始めますと言わないと、次の手を打たなければならない」
「県議会ようにひどくはないよ」
市と議会の間の溝は埋まらないまま、最後の一日は始まりました。
開会は定刻より5時間あまりおくれの午後3時12分。
その理由は。
(誠和会・井上議員)
「市長としての政治的・道義的責任を強く問うものであります」
(朋友会・ 森本議員)
「県・市両議会の意見を斟酌し、慎重かつ丁寧な対応を取られるよう強く要望する」
(誠和会 ・齋藤議員)
「県市協調新ホール整備に関する基本協定を白紙に戻すとともに」
遠藤彰良市長の責任を問う問責決議案など、藍場浜公園西エリアでの新ホール整備に否定的な議員から出された3つの議案について調整が難航したためです。
それでも何とか開会し、議案は採決にかけられました。
「賛成18票、反対10票であります」
3つの議案はいずれも賛成多数で可決され、これでようやく閉会、誰もがそう思いました。
しかし。
(記者)
「新ホールに関する3つの議案は可決されましたが、閉会を目前に新たな条例案が出され、徳島市議会は今も混乱が続いています」
閉会直前、野党会派などは旧文化センター跡地前提の県市基本協定の改定には、市議会の議決を必要とする条例案を提出しました。
市長の問責決議などが藍場浜への方針転換に反対するいわば「意思表示」だったのに対し、これは市長や県が進める計画に実際の足かせをはめるきわめて実効的なものでした。
議会は日またぎ前にいったん閉会、会期を1日延長するという手続きを経たうえで午前1時から再開しました。
県市協定の改定に市議会の議決を必要とする条例案は、採決の結果、賛成17反対10の賛成多数で可決されました。
そして8日未明午前3時41分、徳島市議会はようやく閉会しました。
閉会後、遠藤市長は…
(遠藤市長)
「今もう午前4時ということで、大変長い議会だったですね。みなさんもお疲れさまでした。大変今疲れました」
「ホールの建設に関して問責決議とのことだが、少しでも早くホールが立つように、市民の利益、徳島市の利益を考えて一生懸命行動していたつもりですが、その件で問責を受けたっていうのは、非常に残念に思っています」
「議会で問責が議決されたことは、非常に大きいことだと思う。それはしっかりと受け止めなければいけないと思います、私はやってきた判断については、間違っていないと思いますから、これからも自信をもってやっていきたい」
また、可決された条例案に対しては。
(遠藤市長)
「そういうルールができたんですから、そのルールに合わせてやっていくしかない。しっかり説明して認めてもらうようやっていきたい」
最終更新日:2024年10月8日 21:41