島根県内で“初”の衆議院の補欠選挙 自民党島根県連は錦織功政氏を擁立へ 解散総選挙がなければ4月16日告示・28日投開票
細田博之前衆議院議長の死去に伴い、今年4月に予定されている衆議院島根1区補欠選挙。自民党島根県連は1月16日、元財務省中国財務局長の錦織功政さんの擁立を決定しました。
1月16日午後、東京の自民党本部で開かれたのは、島根県議会議員と県選出の国会議員からなる「県連選挙対策委員会」。今年4月に予定されている衆議院島根1区の補欠選挙に擁立する候補者の最終選考が行われました。
補欠選挙を巡っては、県連が立候補者の公募を行い、元衆議院議員の桜内文城さん(58)と元財務省中国財務局長の錦織功政さん(54)の2人が名乗りを上げていました。
1月16日行われた最終選考の結果はー。
自民党島根県連 細田重雄 会長
「立候補予定者は総合的な判断から、錦織功政氏と正式に決定を致した次第であります」
島根1区の後継候補は、元財務省中国財務局長の錦織功政さんに決定しました。
自民党島根県連 細田重雄 会長
「今の自民党を救ってくれるかもしれない。新しい考え方の新しい人ですからね。私は自民党の期待の星になってくれるのではないかと思っている」
決定の報告を受けた後、錦織さんは日本海テレビの取材に応じました。
錦織功政さん
「喜びというより4月の補選に向けて、様々な活動をしていかなければならない。努力していかなければならない」
錦織さんは島根県松江市出身の54歳で、大学卒業後に旧大蔵省に入省、2022年からは財務省中国財務局長を務めていましたが、島根1区の後継候補に応募するため、去年12月に辞職しました。
錦織功政さん
「地方と繋がって仕事をする経験をたくさんしてきている。ここではこうだけど、島根ではどうだろうかという経験を重ね、ふるさとへの思いが募った。国と地方の間を取り持つ"結ぶ力"となって、国益の実現と故郷・島根の発展に貢献していきたい」
衆議院島根1区の補欠選挙を巡っては、このほか共産党の村穂江利子さん(55)と立憲民主党の亀井亜紀子さん(58)が出馬を表明しています。こうした中、1月16日島根県選挙管理委員会が開かれ、解散総選挙がなければ衆議院島根1区の補欠選挙は4月16日に告示されることが決定しました。なお、投開票は4月28日に行われます。
島根県内で衆議院の補欠選挙が行われるのはこれが初めてだということです。