選挙のOneポイント!いまは親子で投票所に行くことができる!? 2016年から年齢を引き上げた理由は? 子どもを連れて投票に行く場合の注意点は?
衆議院選挙の制度や注意点を改めて確認する「選挙のワンポイント」。今回のテーマは「親子連れ投票」についてです。
小林沙貴 アナウンサー
「神岡アナウンサーは小学生の子どもがいますが、一緒に投票に行ったことはありますか?」
神岡遼 アナウンサー
「前回の衆院選の時は、家族で行って、子どもと一緒に投票所の中に入りました」
小林アナ
「私が小学生の時は、『投票所の前で待っていて』と親に言われた記憶があります。というのも、2016年まで、小学生は投票所内に入れませんでした」
投票所の中に一緒に入ることができる子どもの年齢が引き上げられたのは、2016年。それまで「幼児」つまり小学校に入る前までの子どもしか連れて入れなかったのが、「18歳未満」に引き上げられました。
■幼少期の経験で 投票率に差が…
選挙権を得られる年齢が18歳に引き下げられた時に、総務省が行った調査の結果です。18歳から20歳の人を対象にしたアンケートで「子どものころ、親が行く投票についていったことがある」と答えた人の投票率は63.0%。一方で、「ついていったことがない」と答えた人の投票率は37.0%。26ポイントの差がありました。
小さいころから「親が投票する姿を見る」というのは、その後に影響を与えそうです。
■入るのはOK “体験”はNG
子どもを連れていく時には、注意点もあります。
〇18歳未満の子供は
・投票用紙の受け取り、記載
・投票箱への投函 はできません。
「投函だけでも体験させよう」といったことはできませんので、注意が必要です。
〇投票所内で投票について相談したり、大声で騒いだりしない。
〇保護者から離れて歩き回ったり、保護者が退出しているのに投票所にとどまったりしない。
そのほか、各投票所のルールに従う必要がありますので、お子さんと一緒に行くことを検討されている方はご注意ください。