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衆院選きょう公示 青森県3選挙区 11人が立候補 すべて候補者の第一声は

2024年10月15日 18:58
衆院選きょう公示 青森県3選挙区 11人が立候補 すべて候補者の第一声は
衆議院選挙がきょう公示され県内3つの選挙区に、区割りが変更された2017年以降で最も多い11人が立候補しました。引き続き3議席の独占を狙う自民党に対し野党や無所属が挑む構図です。

今回の選挙では「自民党派閥の不記載問題などを受けた政治改革の対応」や「物価高対策を含む経済政策」などが大きな争点となる見通しです。また人口減少が急速に進む地方の活性化に向けた対策も待ったなしで各政党や候補者には具体策が問われています。

一方私たちはそれを見極めながら1票を投じることが大切になります。それでは県内3つの選挙区から立候補した11人の第一声をじっくりお伝えします。まずは青森1区です。

青森1区に立候補したのは届け出順に自民党の前の議員で5期目をめざす津島淳さん57歳、立憲民主党の元議員で2期目をめざす升田世喜男さん67歳、共産党の新人斎藤美緒さん44歳の3人です。

自民党の前の議員津島淳さんは青森市の青い森公園で第一声を行いました。津島さんは清廉潔白な政治を掲げた上で足腰の強い経済を実現すると訴えました。

★自民・前 津島淳 候補
「地方の経済を足腰の強いものにしていく 取引条件の改善価格転嫁を進め中小企業の皆様経営をより良いものに変え結果として力強い賃上げが青森県内で幅広く行われるように今の最低賃金の水準を各経営者の皆様難なくクリアできるような状況を作っていく」

立憲民主党の元議員升田世喜男さんは青森市中心部の商店街で第一声を行いました。升田さんは今の自民党の政治を変える必要があると訴えました。

★立憲・元 升田世喜男 候補
「女性20歳代他県に移り住む県外に行く 農業だって漁業だって担い手不足だ これでも全部自民党に議席を与えて良いのでしょうか カネの力で動かす政治から民意の力で動くあなたの声で動く政治に変えられるかどうかここの瀬戸際の今回戦いだ」

共産党の新人斎藤美緒さんは青森市浪館で第一声を行いました。斎藤さんは自民党派閥の不記載問題を批判し消費税の減税などを訴えました。

★共産・新 斎藤美緒 候補
「緊急に消費税を5%へ引き下げます 誰もがどこで買い物をしても減税の効果を実感できるのが消費税の減税です消費税の減税で暮らしの応援の政治を高すぎる大学の学費も今すぐ半分へ高等教育の無償化の道を開きます」

続いて青森2区です。立候補したのは届け出順に国民民主党の新人金濱亨さん36歳、自民党の前の議員神田潤一さん54歳、共産党の新人久保将さん70歳、無所属の新人松尾和彦さん61歳の4人です。

国民民主党の新人金濱亨さんは八戸市の選挙事務所の前で第一声を行いました。金濱さんは県内も物価が高騰する中手取り賃金を増やしていくと訴えました。

★国民・新 金濱亨 候補
「正直な政治が必要です 特に青森県そもそも所得が低い頑張っても頑張っても賃金が上がらないその中で税金や社会保険料が上がっていく本州最北端の我々青森県の生活すべて物流コストが乗ってきて物価は首都圏並み答えは簡単です 我々生活者の手取りを増やしていく所得を増やしていく未婚化 少子化 人口減少この負のサイクルも解決していきます」

自民党の前の議員神田潤一さんは八戸市の館鼻公園で第一声を行いました。神田さんは地元の発展のために引き続き自公政権に政策を託してほしいと訴えました。

★自民・前 神田潤一 候補
「これからは八戸の発展県南地域の発展が八戸港のカーボンニュートラルの取り組みにかかっていると言っても過言ではありません 政治不信の問題で絶対に二度とこのような問題は繰り返さないそのことを1人でも多くの皆様に伝えてそれならばもう一度自由民主党に政権を託してみよう 少しずつ信頼を取り戻す第一歩にする」

共産党の新人久保将さんは八戸市の選挙事務所の前で第一声を行いました。久保さんは憲法9条を守り抜き平和への取り組みを進めると訴えました。

★共産・新久保将 候補
「今度の選挙で自民党の金権腐敗政治を終わりにしましょう 戦争か平和かが問われる選挙です 防衛力を増やすよりも私たちは福祉の予算社会保障の充実こういうことを求めていきます 戦争の準備ではなく平和の努力を積み重ねる憲法9条を守りそしてASEANのように平和を守っていく取り組みをさせてください」

無所属の新人松尾和彦さんは八戸市役所の前で第一声を行いました。松尾さんは圏域の市町村が連携し人口減少などの課題に取り組むべきだと訴えました。

★無・新松尾和彦 候補
「人口減少は止まらない医療もそうです雇用もそうです教育もそうです圏域が1つに便利になっていかなければこれからの時代に対応できないのではないか 国として人口減少に対応する変えていくそのモデル地区としてさらに大きな予算の獲得支援がこの地域には必要だ」

最後に青森3区です。立候補したのは届け出順に自民党の前の議員で3期目をめざす木村次郎さん56歳、立憲民主党の新人岡田華子さん44歳、無所属の新人其田寿一さん38歳、日本維新の会の新人長坂淳也さん48歳の4人です。

自民党の前の議員木村次郎さんは弘前市役所の前で第一声を行いました。木村さんは自身の不記載問題を謝罪した上で政治改革や地方創生を進めると訴えました。

★自民・前 木村次郎 候補
「政治改革については透明性の確保あるいは国民目線の観点から不断の見直しを行っていきます 地方創生をさらにブラッシュアップをしながらこの地元の弘前市を含めた地方自治体やまた地方に住まう皆様をさらに力強く支援していくその決意」

立憲民主党の新人岡田華子さんは弘前市の党の事務所前で第一声を行いました。岡田さんは東京一極集中で生活が不便になった青森を変えたいと訴えました。

★立憲・新 岡田華子 候補
「東京一極集中地方がどんどん空き家が増えて生活が不便になっていっているこの青森を見てこのまま放っておいて良いのか 変えなきゃいけない 青森県の生活を良くするにはどうしたら良いか私は農業と中小企業の支援だと思う 農業はもう若い人がチャレンジしにくい 所得補償制度を復活させたい安定するということを訴えたい」

無所属の新人其田寿一さんは五所川原市の住宅街で第一声を行いました。其田さんは医療資源の充実や世帯年収の向上を訴えました。

★無・新 其田寿一 候補
「お子さんやお孫さんも東京や仙台や青森や弘前に行っている人もいると思いますそういう人が戻ってきてこの五所川原で生活し続けられるように企業も作って所得も上げてその企業も所得を上げられなくても頑張って所得を上げてもらえるようにこちらが抜本的に支援をしてちゃんと年収を上げていく年収500万私の目標は年収500万円です」

日本維新の会の新人長坂淳也さんは弘前市の百貨店の前で第一声を行いました。長坂さんは高校の教育費無償化や農家などへのさらなる支援を訴えました。

★維新・新長坂淳也 候補
「家庭の事情や経済的な事情で行きたい高校や行きたい大学に行けないそういった残念な思いをする子どもたちをこの日本からこの津軽から一人でもなくそう 農業の肥料代の補助金の拡充漁業者の皆様には油代の補助金の拡充を農家・漁業者の窮状を伝えてこのことを成し遂げたい」

県内は議席を独占する自民が不記載問題で逆風のなか議席を守れるのか、野党や無所属が議席を奪取するのかが焦点となります。衆議院選挙は今月27日投票が行われます。
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