「窮地の岸田政権」 共同通信社論説委員が最上県勢懇話会で講演 退陣の可能性も
最上県勢懇話会の例会が22日、新庄市で開かれました。共同通信社編集委員兼論説委員の内田恭司さんが「窮地の岸田政権」と題して講演し、岸田総理の退陣の可能性などにも触れました。
内田さんははじめに政治資金パーティをめぐる裏金問題について、政治資金規正法の抜本的な改正が必要だと指摘した上で、政治資金を監督する第三者機関の設置などが重要になるとしました。
また、岸田総理はことし6月の国会の会期末までに衆議院を解散することを見据えて賃上げや金融正常化をアピールしているものの、裏金問題への批判など岸田政権への逆風は大きく政権の継続はかなり厳しい状況にあると指摘しました。
共同通信社編集委員兼論説委員内田恭司氏「政権浮揚がうまくいって解散まで持っていける可能性は残っているが、すべてのカードがうまくはまった場合だけ。それ以外は本当に厳しい。このままでは退陣に追い込まれる可能性が8割ぐらい」
内田さんはまた、4月行われる衆議院の3つの補欠選挙の結果によって政権が一気に失速する可能性もあると述べました。