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かつて父・加藤紘一氏が会長を務めた「宏池会」 解散決定に鮎子大臣「寂しさ感じる」

2024年1月22日 18:31
かつて父・加藤紘一氏が会長を務めた「宏池会」 解散決定に鮎子大臣「寂しさ感じる」

自民党派閥の政治資金パーティーに絡む裏金事件をめぐり、岸田総理は宏池会いわゆる岸田派の解散を決めました。こうした動向に対し、加藤鮎子こども政策担当大臣は、かつて父・紘一氏が会長を務めた宏池会が消えることに「寂しさを感じる」と鶴岡市内で思いを述べました。

21日夕方、鶴岡市内で開催された衆議院県3区選出、加藤鮎子大臣の新春の集いです。加藤大臣は自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件について陳謝しました。

加藤大臣「私も自民党の一員としてお詫び申しあげます」

今回の裏金事件を受け、岸田総理は自ら会長を務めていた「宏池会」、いわゆる岸田派の解散を決めました。

加藤大臣「情緒的なところで非常に寂しさを感じるところではあります」

解散が決まった宏池会は、自民党で最も古い派閥です。1957年に当時の池田隼人総理が設立。「軽武装・経済重視」の党内リベラル派の集まりとして数々の総理大臣を輩出した名門派閥です。加藤大臣の父・紘一氏は1998年宮沢喜一元総理の跡を継ぎ、宏池会の会長に就任します。
しかし、その2年後…

「あんたが大将なんだから」

加藤紘一氏が当時の森内閣の不信任決議案に賛成する動きを見せたいわゆる「加藤の乱」で宏池会は分裂。
その後は、岸田派のほか加藤大臣が所属し、宏池会の流れをくむ政策集団・有隣会いわゆる谷垣グループなどに分かれています。衆議院県1区選出の遠藤利明衆院議員も宏池会から派生した谷垣グループに所属し当選同期でもある岸田総理を支援してきました。

加藤鮎子「派閥には若い人たちを育成したり情報交換の場など大事な機能もあったと思いますが、一方で不信感を持っている国民の声に真摯に耳を傾けてできることをやっていくこと、政治家の覚悟を示すことに意義があり岸田首相は大きな覚悟を示された」

今回の裏金事件を受け、自民党が立ち上げた政治刷新本部。22日の会合では派閥の法令違反が明らかになった場合、党が解散や活動休止を求めることができる仕組みの導入などが議論されました。

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