支持率低迷の中、岸田首相は「6月衆院解散、9月党総裁選で再選狙う」 共同通信社編集委員が講演・庄内県勢懇話会
庄内県勢懇話会の例会が19日、鶴岡市で開かれ、共同通信社・編集委員兼論説委員の久江雅彦さんが「日本の政治のゆくえ」と題して講演しました。
久江さんは初めに、政治資金パーティをめぐる裏金問題などで政権の支持率が低迷する中、岸田総理はことし9月の、自民党の総裁選挙で再選することを狙っていると予測。そのためには6月の国会・会期末までに衆議院を解散できるかどうかがポイントになると指摘しました。また、解散できるかどうかは4月行われる衆議院の3つの補欠選挙の結果が大きく関わってくると述べました。
久江雅彦さん「岸田総理の視点に立てば、6月解散をして9月の総裁選を、あわよくば無投票再選。現時点では難しいがやろうとしている。今は数パーセントしか可能性はないが、10、20パーセントになる可能性がないわけではない」
久江さんはまた、「岸田総理は自民党の総裁選を見据えて、4月のアメリカ訪問や、1人4万円の定額減税などで支持率回復につなげる狙いがある」と述べました。