「消えずにずっと飛んでいた」夜空を横切る“謎の光”を目撃 北海道釧路市
21日午後7時半ごろに北海道釧路市内で一筋の明るい光が夜空を横切っていく様子が目撃されました。撮影された映像では、光は建物の陰に入り、いったん見えなくなりましたが、撮影者が追いかけると再び姿を現し、夜空に残り続けました。
ほぼ同じ時間に名寄市の天文台「なよろ市立天文台きたすばる」が配信していたライブカメラの映像にも、夜空を流れる大きな光が映りこんでいました。
撮影した人
「流れ星は一瞬で消えるというイメージなんで。消えずにずっと飛んでいた。最近のニュースとかでミサイルとかのニュースも見ているので、(ミサイルが)頭をよぎりましたね、気持ち悪いなと」
2月18日に北朝鮮の弾道ミサイルが発射された際には、北海道南部を中心に黄色い光が相次いで撮影されました。
謎の光の正体はいったいなんなのか。専門家は、謎の光の正体は「人工衛星」の可能性が高いといいます。
釧路市こども遊学館 多胡孝一学芸員
「動きのスピードからすると人工衛星が通っているのかなという感じがしますね」
アメリカの宇宙企業の通信衛星が落下するという情報があったということです。
釧路市こども遊学館 多胡孝一学芸員
「人が住んでいるところの上で見やすい時間で、多くの人が珍しい現象を見られたのではないか」
専門家によりますと、衛星が落下するのは珍しいことではなく、大気圏で燃え尽きるため落ちてくる心配はないということです。