国内初、インフルエンザ“経鼻ワクチン”承認へ 対象は2歳から18歳
国内初、注射ではなく、鼻の中にふきかける新しいタイプのインフルエンザのワクチンが、2歳から18歳むけとして承認されることになりました。
厚労省の部会が薬事承認を了承したのは、第一三共が開発したインフルエンザの経鼻ワクチン「フルミスト」で、対象は2歳から18歳です。「フルミスト」は毒性を弱めたウイルスを使った、いわゆる生ワクチンで、両方の鼻の中に1回ずつふきかけ、インフルエンザの発症を予防します。
2016年の申請から7年かかったことについて、厚労省は臨床試験が追加された上、データの精査に時間がかかったと説明しました。注射ではなく、鼻にふきかけるワクチンの承認は国内初です。
一方、ファイザーの5歳から11歳を対象とした新型コロナのオミクロン対応ワクチンについても、承認の一部変更が了承されました。5歳から11歳用のオミクロン対応ワクチンは初めてで、追加接種で使われます。