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災害時「電気自動車」で信号機点灯も可能に 活用訓練-警視庁

2025年3月10日 17:12
災害時「電気自動車」で信号機点灯も可能に 活用訓練-警視庁

区のおよそ7割が海面より低い「ゼロメートル地帯」の東京・江戸川区にある警視庁小岩警察署が、首都直下地震などの災害時に、「電気自動車」を活用しようとトヨタモビリティ東京と訓練を行いました。

訓練は地震で停電が発生したほか、川が氾濫して、江戸川区内が浸水するおそれがあるという想定で行われました。

警視庁小岩署の署員らが、災害時にトヨタモビリティ東京から提供されることになっている電気自動車を使って、停電で消えてしまった信号を再び点灯させ、交通整理を行う手順を確認しました。

また、小岩署は、警察車両の多くを地下の駐車場に駐車させていて災害時には水没するおそれがあるため、警察署の代替施設となるトヨタモビリティ東京北小岩店の屋上に退避させる訓練も行われました。

警視庁小岩署は「あすで東日本大震災から14年、また、今年は阪神・淡路大震災から30年を迎えるなど、震災への危機意識が高まっているので、引き続き、官民一体となって訓練を行っていきたい」としています。

最終更新日:2025年3月10日 17:20