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栽培禁止のケシ、ポピーとして店頭で販売

2011年5月27日 14:43

 麻薬成分を含んでいて栽培が禁止されているケシが、全国のホームセンターでポピーとして販売されていたことが東京都の調査でわかった。

 東京都によると、先週、都民から「ケシと思われる植物が民家の花壇に生えている」と通報があり、調べたところ、麻薬成分があり、栽培が禁止されているハカマオニゲシだったことがわかった。

 このケシは、大手ホームセンター「コメリ」がオリエンタルポピーの苗木として全国94店舗で販売したものの一つだった。苗木は赤・白・ピンクの3色が合計2349鉢販売されたが、このうち赤色がハカマオニゲシで、コメリに出荷した園芸業者は「種子は外国から仕入れたが、ポピーだといわれていた」と話しているという。

 この2種類は花や葉の形が似ているため、見分けるのは非常に難しく、東京都ではホームページで写真を掲載し、回収を進めている。