漁港の電柱から電線約1600メートル消える 伊勢エビ漁師、電気使えず困惑 千葉・鴨川市
千葉県鴨川市の漁港で、電柱にかかっている約1600メートル分もの電線が消えました。何者かが盗んだとみられています。漁港では電気が使えなくなっていて、漁師からは困惑の声があがっています。
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電線に異変が起きたのは、千葉県南部、鴨川漁港。普通の漁港の風景に見えますが…
漁師
「非常に困ってます」
漁協担当者
「非常に迷惑しています。この先の電気がつかないので、真っ暗になっている状況」
漁港の一部で電気がつかない状態。そのワケというのが、“電線窃盗”です。
記者
「頭上を見てみますと電線がなくなっています。ここからさらに200メートル先まで盗まれたということです」
200メートルの電線が8か所、合わせて1600メートルほど、突如消失。被害額は400万円相当だといいます。
記者
「(高さ)7メートルぐらいありそうですが、どうやって上ったんですかね」
千葉県によると、10月1日の午前中、漁協関係者が、電線がなくなっていることを確認。その前夜の午後11時ごろには、防犯カメラが映らなくなっていたといいます。
ただ、中には、現場に残されたままの電線もありました。
──今までこういうことあった?
漁師
「ないよ、全然だよ。初めてだもの」
周囲の住宅に影響はないといいますが、漁港では今も電気が使えない状態。困るというのが…
漁師
「伊勢エビを外すから。暗ければ、脚でも取れれば商品にならない」
誰が、どうやって、送電中の電線を盗んだのでしょうか。警察は窃盗の疑いで調べています。