【能登豪雨】安否不明の中学3年生 漁師や海女加わり懸命な捜索続く
能登豪雨で家ごと川に流され、今も安否不明の中学3年生・喜三翼音さんを見つけようと、地元の漁師や海女が加わり、懸命な捜索が続いています。
輪島市久手川町の塚田川では、今月21日の豪雨で住宅4棟が流されました。
周辺では、これまでに男女3人の遺体が見つかっていますが、中学3年生の喜三翼音さん(14)がまだ見つかっていません。
30日も、消防や警察など合わせておよそ300人態勢で捜索が行われていますが、29日からは地元の漁師や海女も加わりました。
30日朝は、有志のボランティアが10隻の船を出し、漁師と海女合わせておよそ50人が船に乗って、目視で手がかりを捜していました。
海女・坂口さゆりさん
「早めに見つかってくれればと思って捜している」
漁師・細道龍一さん
「なかなか毎日というわけにはいかないが、できるタイミングでやりたい」
ただ、海の中は濁っていて、捜索は困難を極めています。奥能登豪雨では、これまでに死者13人と翼音さんを含む4人が行方・安否不明となっています。