東京の酒で初のGI指定 伊豆諸島の焼酎「東京島酒」試飲会
産地特有の原料や製法で造られた酒類に指定される地理的表示=GIに、東京の酒として初めて伊豆諸島の「東京島酒」が指定され、11日、試飲会が開催されました。
酒類の地理的表示=GIとは、産地特有の原料や製法であることなどを条件に国税庁長官が地域ブランドの酒として指定する制度で、GI指定されると、独自のマークを表示して産地名を独占的に名乗ることができます。
これまでに鹿児島県のいも焼酎「薩摩」や「和歌山梅酒」などが指定されていますが、今年3月、東京・伊豆諸島の焼酎「東京島酒」が新たに指定されました。
八丈島や青ヶ島などの4島の7銘柄が対象で、原料に麦こうじや伊豆諸島の水を使用しており、こうばしい麦の香りとやわらかな味わいが特徴だということです。
試飲会を主催した東京国税局の担当者は「GIは消費者にとって品質の確保につながる。国民の認知度をもっとあげていきたい」としています。