伊豆諸島・須美寿島付近で海水の変色確認 専門家「火山活動高まっている」
須美寿島周辺 提供:海上保安庁
伊豆諸島にある海底火山、須美寿島付近で海水が変色しているのが海上保安庁の観測で確認されました。専門家は、色合いや規模の大きさから「火山活動が一段と高まっている」としています。
18日に海上保安庁が撮影した海底火山「須美寿島」の写真では、島の周辺で茶褐色や黄緑色の変色水が確認できます。
海上保安庁によりますと、変色水は須美寿島の東側300メートルにかけ広がっていて、この周辺で変色水が確認されるのは2017年3月以来だということです。
茶褐色の変色水は、活動度が高い時に確認されるのが特徴で、観測に同行した火山の専門家は「これまでの変色水は青白や白色で小規模の発生だったのに対し、今回は規模も少し大きく色合いからも活動度は一段と高まっている」としています。
海上保安庁は、付近を航行する船舶に注意を呼びかけています。