未来の移動手段:AI搭載スーツケース&振動ナビで変わる視覚障害者の生活
現在、視覚障害者の方は道路交通法で『道路を通行するときは、政令で定めるつえを携え、または政令で定める盲導犬を連れていなければならない』と法律で義務づけられています。そこで今回はAIなどの最新技術を使いサポートする方法を取材してきました。
伊藤遼アナウンサーが訪れたのは東京・江東区にある日本科学未来館。
伊藤遼アナウンサー
「動きました。動いていく。すごい! 勝手に進んでくれますよ!」
伊藤アナが体験したのは視覚障害者をサポートする最新のナビゲーションロボット、AIスーツケース。日本科学未来館がメーカーなどと協力しながらスーツケース型のロボットを開発しました。AIスーツケースにはどんな機能があるのでしょうか。
AIスーツケースの音声
「ジオ・コスモスに移動します。ジオ・コスモスは直径6メートルの丸い形をした球体ディスプレイです」
目の前のものを音声で説明する機能が搭載されていてます。その他にも。
伊藤遼アナウンサー
「スタッフが出てきましたけど、あ、止まった!止まってくれました」
前方に人が飛び出してきても直前で止まる、衝突防止機能も備えています。しかも、ただ止まるだけでなく。
AIスーツケースの音声
「前方に立っている人が道を防いでいるため停止しました」
リアルタイムで周囲の状況を読み取り説明してくれるんです。
この研究のキーマンは館長の浅川智恵子さん。浅川さん自身が視覚障害者でスーツケースに案内できる機能があれば自由に移動ができて便利ではないかという発想から生まれたそうです。
移動中の状況をリアルタイムで案内してくれることで白杖や盲導犬だけでは難しかった新たな楽しみを与えてくれます。
日本科学未来館 副館長 高木啓伸さん
「白杖だったり盲導犬にプラスして新しい手段として行動だったり楽しみを広げられる方法として普及できないか考えています」
そんな、AIスーツケースは、今年4月から行われる大阪・関西万博で体験することができます。
日本科学未来館 館長 浅川智恵子さん
「すべての世代の方が一人で移動できる楽しみながら移動ができる、そんな風に広がっていけばいいなと思っております」
続いて、歩行をサポートするアイテムを開発しているこちらの企業では。
株式会社Ashirase 代表取締役 千野 歩さん
「こちら“あしらせ”になるんですけど、このように靴に取り付けるような形になっています」
靴に装着して目的地までの道のりを教えてくれる装置です。
株式会社Ashirase 代表取締役 千野 歩さん
「足下を振動させることで視覚障害のある方に足下への振動で進む方向や道順を伝えるナビゲーションになっています」
目的地の設定は専用の地図アプリを使用していて、音声入力などに対応しています。
あしらせの音声
「あしらせでナビゲーションを開始します。目的地を教えてください。目的地・虎ノ門ヒルズ。ルートの距離は300メートルです」
このように声でサポートしてくれるんです。どのように案内してくれるのかスタッフが体験しました。
番組スタッフ
「お、いま足全体に振動がブルッと来ましたね」
目的地までの正しい道順だと両足の二つが振動。左右のどちらかに曲がる場合には片方のみ振動するなどで方向を教えてくれます。白杖や盲導犬と同時に活用することでよりスムーズに移動することを目的に作られました。この装置は去年10月から家電量販店などで販売が開始され、500人以上のサポートになっていると言います。
株式会社Ashirase 代表取締役 千野 歩さん
「我々は道順の情報を伝える負荷をぐっと下げていく。そういう役割分担だと思っています」
視覚障害者の方が人生を力強く歩いて行くため様々な形で研究が進んでいました。
伊藤遼アナウンサーが訪れたのは東京・江東区にある日本科学未来館。
伊藤遼アナウンサー
「動きました。動いていく。すごい! 勝手に進んでくれますよ!」
伊藤アナが体験したのは視覚障害者をサポートする最新のナビゲーションロボット、AIスーツケース。日本科学未来館がメーカーなどと協力しながらスーツケース型のロボットを開発しました。AIスーツケースにはどんな機能があるのでしょうか。
AIスーツケースの音声
「ジオ・コスモスに移動します。ジオ・コスモスは直径6メートルの丸い形をした球体ディスプレイです」
目の前のものを音声で説明する機能が搭載されていてます。その他にも。
伊藤遼アナウンサー
「スタッフが出てきましたけど、あ、止まった!止まってくれました」
前方に人が飛び出してきても直前で止まる、衝突防止機能も備えています。しかも、ただ止まるだけでなく。
AIスーツケースの音声
「前方に立っている人が道を防いでいるため停止しました」
リアルタイムで周囲の状況を読み取り説明してくれるんです。
この研究のキーマンは館長の浅川智恵子さん。浅川さん自身が視覚障害者でスーツケースに案内できる機能があれば自由に移動ができて便利ではないかという発想から生まれたそうです。
移動中の状況をリアルタイムで案内してくれることで白杖や盲導犬だけでは難しかった新たな楽しみを与えてくれます。
日本科学未来館 副館長 高木啓伸さん
「白杖だったり盲導犬にプラスして新しい手段として行動だったり楽しみを広げられる方法として普及できないか考えています」
そんな、AIスーツケースは、今年4月から行われる大阪・関西万博で体験することができます。
日本科学未来館 館長 浅川智恵子さん
「すべての世代の方が一人で移動できる楽しみながら移動ができる、そんな風に広がっていけばいいなと思っております」
続いて、歩行をサポートするアイテムを開発しているこちらの企業では。
株式会社Ashirase 代表取締役 千野 歩さん
「こちら“あしらせ”になるんですけど、このように靴に取り付けるような形になっています」
靴に装着して目的地までの道のりを教えてくれる装置です。
株式会社Ashirase 代表取締役 千野 歩さん
「足下を振動させることで視覚障害のある方に足下への振動で進む方向や道順を伝えるナビゲーションになっています」
目的地の設定は専用の地図アプリを使用していて、音声入力などに対応しています。
あしらせの音声
「あしらせでナビゲーションを開始します。目的地を教えてください。目的地・虎ノ門ヒルズ。ルートの距離は300メートルです」
このように声でサポートしてくれるんです。どのように案内してくれるのかスタッフが体験しました。
番組スタッフ
「お、いま足全体に振動がブルッと来ましたね」
目的地までの正しい道順だと両足の二つが振動。左右のどちらかに曲がる場合には片方のみ振動するなどで方向を教えてくれます。白杖や盲導犬と同時に活用することでよりスムーズに移動することを目的に作られました。この装置は去年10月から家電量販店などで販売が開始され、500人以上のサポートになっていると言います。
株式会社Ashirase 代表取締役 千野 歩さん
「我々は道順の情報を伝える負荷をぐっと下げていく。そういう役割分担だと思っています」
視覚障害者の方が人生を力強く歩いて行くため様々な形で研究が進んでいました。
最終更新日:2025年2月14日 12:52