「東京電力」は２４日、東日本大震災で事故が起きた福島第一原子力発電所に、設計時の想定を大幅に超える１０メートル以上の津波が来るおそれがあると、０８年に試算していたことを明らかにした。しかし、この試算は震災の４日前まで国に報告されず、津波対策も強化されなかった。

　東京電力は「調査・研究の一環の試算で、正確さも不明確だった」などと説明している。