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コメの放射能調査 26日から開始~宮城県

2011年8月25日 3:34
コメの放射能調査 26日から開始~宮城県

 宮城県は24日、福島第一原発事故に伴い、収穫の前後に行われるコメの放射能調査について、26日から県南部の5市町で始めることを災害対策本部会議で報告した。

 福島第一原子力発電所の事故後に収穫されるコメについて、政府は、放射性物質がどのくらい含まれているかを調べるよう、東日本の各自治体に指示している。新米の調査は、収穫の前後に行われるが、県は収穫前の調査を26日から行うことを決め、角田市や大河原町など県南部の5市町で始める。結果が判明するまでには4~7日程度かかり、来月中旬までに県内での収穫前の調査を終える予定。

 また、24日の会議では、県沿岸の海底に沈んでいるがれきの調査結果についても報告された。報告によると、三陸沿岸部でがれきの量が多く、特に湾内の奥で大量に沈んでいたという。海底のがれきのうち、漁場になっている海域での撤去が進められており、16日現在、全体の6割にあたる約11万立方メートルの撤去が終了した。県は、来年3月末までに漁場のがれきの撤去を完了させたいとしている。