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南相馬市コメ汚染「がれき撤去と関連なし」

2014年11月26日 15:26
南相馬市コメ汚染「がれき撤去と関連なし」

 福島県南相馬市で収穫されたコメから基準値を超えるセシウムが検出され、福島第一原発のがれき撤去作業との関連が指摘されていた問題で、原子力規制委員会は、「がれき撤去作業と、汚染との関連はない」とする調査結果を公表した。

 南相馬市の19か所の水田では、去年秋に収穫されたコメから基準値を超えるセシウムが検出され、農水省は、去年8月に行われた3号機のがれき撤去作業で放射性物質が飛散し、水田を汚染した可能性があると指摘していた。

 これに対し、原子力規制委員会は、去年8月にセシウムの値が著しく上昇したのは原発から3キロの地点までで、汚染は、がれき撤去の影響とは考えられないと結論づけた。セシウムが検出された原因については、事故後、樹木や土壌などに付着した放射性物質が風などに運ばれて水田を汚染した可能性が考えられるとしている。