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東大で放射性物質の影響の研究報告会

2015年4月26日 0:14

 東京電力・福島第一原発事故で生じた放射性物質が、森林や農業に与える影響についての研究報告会が、25日、東京大学で行われた。

 25日の報告会では、原発事故で飛び散った放射性セシウムが福島県の森林の葉などに付着し、それが地面に落ちて土と混ざり、さらにそれを樹木が根から吸収して体内に取り込む循環が起きていることや、きのこの原木となる「コナラ」などの広葉樹では、今も指標値を超える濃度の放射能が検出されており、林業再開の大きな障害になっていることについて研究者が発表を行った。

 また、全村避難が今も続く福島県飯舘村では、除染で水田の表土が厚さ10~15センチほどはぎ取られ、そこに砂がかぶされているため、仮に村に戻れたとしても、水田の再生が難しくなっているという。

 報告会には約200人が参加し、主催した東京大学は今後もこうした報告会を定期的に開き、被災地の支援につなげたいとしている。