×

全村避難 福島・飯舘村の復興考える集い

2015年5月16日 19:42
全村避難 福島・飯舘村の復興考える集い

 福島第一原発の事故から4年が経過した今も全村避難が続く福島県飯舘村について考えるシンポジウムが16日、神奈川県藤沢市で開かれた。

 シンポジウムには一般参加者のほか、飯舘村の住民や研究者など約200人が参加し、飯舘村の復興のあり方などについて意見が交わされた。研究者は、「住宅周辺では除染により放射線量が下がっているものの、高濃度の放射性セシウムが地中に残っている場所もある」と報告し、帰還にこだわらず、村の外に生活拠点を作ることの必要性などを訴えた。また、飯舘村の住民も登壇し、村の半数に当たる約3000人が、東京電力に対し謝罪や損害賠償の申し立てを行っている現状などについて説明した。