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第一原発2号機 一時的に小規模な臨界か

2011年11月2日 19:02
第一原発2号機 一時的に小規模な臨界か

 福島第一原子力発電所2号機で、核分裂反応が起きたときにできる、半減期の短い放射性物質が検出されたことがわかった。「東京電力」は、一時的に小規模な臨界が起きた可能性もあるとしている。

 2号機では、先月28日に格納容器内の気体を吸い出して放射性物質を除去する装置が取り付けられたが、1日にこの装置で採取した気体から、核分裂反応が起きたときにできる「キセノン133」と「キセノン135」とみられる物質が検出されたという。これらは、半減期がそれぞれ5日、9時間と短いことから、東京電力は、2号機で最近、一時的に小規模な臨界が起きた可能性が否定できないとして、核分裂を止める効果があるホウ酸水を注入した。

 東京電力はさらに詳しく分析することにしている。