福島第一1号機 格納容器内の動画公開
福島第一原発1号機の格納容器の中に投入されていたロボットが撮影した動画が公開された。
13日に公開された動画では、格納容器の地下に降りるための開口部などが鮮明に映っていて、周囲に障害物などがなく設備に大きな損傷がないことも確認できたという。
また、内部の放射線量は最大でも1時間あたり10シーベルト未満で、想定より低い線量であることがわかったという。
溶け落ちた核燃料の状態は確認できなかったものの、格納容器内部の様子がここまで鮮明に記録されたのは初めてで、東京電力は今後の燃料取り出しなどに向けて大きな前進だとしている。
ロボットは今月10日に1号機内部に投入されたが、予定の3分の2ほどの調査を終えた時点でケーブルにひっかかって停止し、走行不能となったため、東京電力はロボットを回収しないことを発表している。