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核燃料を原子炉へ 川内原発で作業始まる

2015年7月8日 3:52
核燃料を原子炉へ 川内原発で作業始まる

 全国の原発で最も早く再稼働する見通しとなっている鹿児島県の川内原発1号機で、7日に核燃料を原子炉に入れる作業が始まった。

 川内原発1・2号機では、再稼働に必要な最終的な手続き、使用前検査が行われている。このうち検査が最も早く進んでいる1号機について九州電力は、7日午後から1号機の原子炉に核燃料を入れる作業を始めた。

 原子炉に入れられるのは、長さ4メートル、重さ約700キロの核燃料の集合体あわせて157体。核燃料の集合体は、使用済核燃料プールに保管されていて、1体ずつクレーンで取り出す。それをいったん横に寝かせ、移送用の装置で隣の原子炉格納容器側に移動させ、原子炉の中に入れていく。

 作業は、7日から10日までの4日間、24時間体制で行われる予定で、その後、約1か月にわたり、配管や格納容器などの検査が行われる。

 九州電力では、川内原発1号機を来月中旬に再稼働させたいとしていて、新たな規制基準に基づく全国初の再稼働に向けた作業は、大詰めを迎えている。

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