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福島第一原発で6日から保安検査 事故後初

2012年2月3日 21:13
福島第一原発で6日から保安検査 事故後初

 経産省の原子力安全・保安院は6日から、福島第一原子力発電所の事故後初めて、設備の状況を調べる保安検査を行う。

 この検査は、事故後の運転状況の監視や改善が適切に行われているかを確認するためのもので、検査の対象は、「冷温停止状態」の維持に必要な原子炉への注水や、使用済み燃料プールなど7つの設備。検査の期間は6日から3週間程度の予定で、保安院の検査官6人が、運転や保守管理の状況、異常時の対応などについて確認する。

 保安検査は、正常な原発の場合、年に4回、法令に基づいて行われる検査で、福島第一原発では事故後、初めてとなる。検査の結果は原子力安全委員会に報告され、公表される。