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24時間訪問介護 4月実施は13か所

2012年2月13日 13:14
24時間訪問介護 4月実施は13か所

 厚労省が4月から全国展開を目指す24時間体制の訪問介護制度について、実際に4月からスタートすると回答したのはわずか13の市区町村にとどまることが日本テレビの調査でわかった。

 新しい訪問介護制度は、ホームヘルパーらが高齢者の自宅を一日に数回、定期的に訪問し、トイレなどの介助をする他、ベッドから転落した場合などにも連絡すれば24時間駆けつける。料金は定額制で、「要介護5」の人で自己負担は約3万円となる。

 厚労省は「4月から全国展開する」と発表しているが、日本テレビが全ての都道府県に先週に行ったアンケートでは、4月からスタートするのは1742の市区町村のうち13か所にとどまり、来年度中に始めるのは67か所であることがわかった。その理由としては、夜間に対応できる事業者が見つからないなどの課題を挙げている。

 厚労省は「実施箇所数よりも、いいモデルを作ってもらうことが大切で、さらに情報発信していく」と話している。