岩手・宮城内陸地震から15年 栗原市で犠牲者に鎮魂の祈り
死者・行方不明者あわせて23人を出した岩手・宮城内陸地震の発生から14日で15年です。大きな被害を受けた宮城県栗原市では、犠牲者に鎮魂の祈りがささげられました。
2008年に発生した岩手・宮城内陸地震では、栗原市で最大震度6強を観測し、宮城県内では14人が死亡、4人が行方不明のままです。
地震による土石流で従業員や宿泊客など7人が亡くなった駒の湯温泉の慰霊碑には、遺族や関係者が集まり、花や線香を手向け、犠牲者の鎮魂を祈りました。そして、地震発生時刻の午前8時43分に合わせ、全員で黙とうをささげました。
母親を亡くした菅原恵美さん「15年は早かったなという思いと(母に)会いたいなという思いで来ました。知っている方も、知らない方も、地震で犠牲になった人がいるという、この日を思い出してもらえれば、うれしい」
市内にある、このほかの慰霊碑でも、犠牲者への祈りがささげられました。