福島・川内村の「警戒区域」解除

福島第一原発事故による避難区域の見直しで、福島・川内村の「警戒区域」が1日午前0時に解除され、住民は自宅への出入りができるようになった。
川内村は、去年の福島第一原発事故で村の約4割にあたる地域が原発から20キロ圏内の警戒区域に指定され、立ち入りが禁止されてきた。1日からは「居住制限区域」と「避難指示解除準備区域」に再編され、寝泊まりはできないものの自宅などへの行き来ができるようになった。
しかし、避難している住民からは「除染が終わって(放射線量が)低くならないと帰りたくない。家も心配だけれど」といった不安の声も聞かれる。
警戒区域への新たな検問所は福島・富岡町との境に設けられたが、富岡町など6つの町村ではまだ再編時期も示されていない状態。