熱海市土石流災害受け 違法な盛り土造成に最高3億円の罰金へ
去年7月静岡県熱海市で発生した土石流災害を受け政府は、違法な盛り土を造成した法人に最高3億円の罰金を科すなど規制を強化する法案を閣議決定しました。
これまで、盛り土は宅地や森林、農地など場所によって適用される法律が異なっていましたが、1日、閣議決定された「盛土規制法案」では土地の利用目的にかかわらず危険な盛り土を全国一律の基準で規制します。
都道府県の知事らが盛り土により、被害が出る可能性があると指定した区域での盛り土は許可制とします。
また、無許可で造成したり命令違反をした場合、法人に対しては最高で3億円の罰金、個人には「懲役3年以下または罰金1000万円以下」を科すなど厳罰化されます。
政府はこの法案を、通常国会に提出し来年の施行を目指します。