光のピラミッドに大歓声　戸畑祇園大山笠

　国の重要無形民俗文化財に指定されている北九州市の「戸畑祇園大山笠」は２８日、メーンイベントの「提灯山笠」の競演会が開かれた。

　闇の中に浮かび上がる幻想的な８基の提灯山笠が、男たちの「ヨイトサ」という勇ましいかけ声とともに街を練り歩いた。戸畑祇園大山笠は、祈願によって病気の流行がおさまったことに対するお礼として神社に山笠を奉納したのが起源と伝えられ、２００年以上の歴史がある。

　約１０万人の見物客は、揺れる光のピラミッドに大きな歓声を上げていた。