官邸前の反原発活動警備に弁護士が申し入れ
原発に反対する人たちが首相官邸前などで行っている抗議活動をめぐり、過剰な警備で必要以上に規制されているとして、弁護士たちが2日、警視庁に申し入れを行った。
首相官邸前などでは毎週金曜日、簡易投稿サイト「ツイッター」の呼びかけなどで集まった市民が脱原発を訴え、抗議活動を行っている。「こうした活動に対する警視庁の警備が過剰だ」として、弁護士16人が2日午前、警視庁を訪れて申し入れを行った。
弁護士側は「官邸前での抗議活動は、表現の自由という民主主義の根幹に関わる権利であり、警察の警備によって必要以上に規制されるべきでない。官邸前の車道も開放すべきだ」と主張している。申し入れには約150人の弁護士が名を連ねていて、原発への賛否とは別に表現の自由などへの関心から参加したという。
一方、警視庁は申し入れについて「参加者の安全を最優先とし、今後も警備を実施していきたい」としている。