福島県、農家にコメの全袋検査呼びかけ

福島県のコメの安全性を確保するには、農家が自分で食べるコメなども検査できるかが課題として、県は農家に全袋検査を呼びかけている。
コメの全袋検査は先月25日から福島・二本松市など3市町で始まり、先週までに収穫された早場米の1989袋(約60トン)全てで放射性物質は検出されなかった。
3日、県の災害対策本部会議で、畠農林水産部長は「県産米の安全性を確保するには全てのコメを検査できるかが課題」と話した。県は、農家が自分で食べるコメは県内で収穫されるコメの約1割に当たるとみているが、親戚へ贈るコメも含め、必ず検査を受け、放射性物質の基準を上回ったものは隔離するよう県内全ての農家に呼びかける。