出荷前の放射性物質検査なしで大豆を販売
福島県本宮市で生産された大豆が、出荷前に義務付けられている放射性物質検査を受けずに販売されていた事がわかった。
放射性物質検査を受けず販売されていたのは、本宮市の旧和木沢村の3軒の農家が生産した大豆。この地区の大豆は、2013年1月に放射性物質が基準値を上回ったため出荷制限の指示を受け、その後、県の検査を条件に基準値を下回ったもののみ出荷が認められていた。しかし、先月27日、その検査を受けないまま市内のスーパーに出荷され販売されていたという。
県は販売された46キロのうち21.7キロを回収し、さらに回収を急いでいる。なお回収された大豆は、全て基準値を下回っていた。