拉致問題シンポジウム「本当に時間がない」

北朝鮮による拉致問題について考える政府主催のシンポジウムが15日、東京・港区で開かれ、拉致被害者の家族が一刻も早い救出を訴えた。
このシンポジウムは、北朝鮮人権侵害問題啓発週間にあわせて政府が毎年行っているもの。衆議院選挙の投開票前日の開催となった今年は、藤村拉致問題担当相不在で行われた。
拉致被害者・横田めぐみさんの母親・早紀江さん「絶対に希望を捨てないで、自分たちが倒れないで、『お帰りなさい』と言ってあげるまで頑張ってあげようと思っています」
家族の一人は、拉致被害者・有本恵子さんの父親・明弘さんが体調を崩して入院したことに触れ、「家族もどんどん高齢化が進んでいる。本当に時間がない」と、一刻も早い救出を改めて訴えた。