拉致被害者家族「一刻も早く進むよう要請」
菅官房長官が、拉致被害者などの全面調査を巡る北朝鮮との協議で、拉致被害者について「新たな物証、証人などを探す作業を進めている」などと説明があったことを明らかにしたことを受け、拉致被害者の家族は政府から今回の協議内容について説明を受けた。
北朝鮮からは、調査はまだ準備段階であり、これから調査をさらに深め日本に報告していくと説明があったという。しかし、具体的な報告時期は示されなかったという。
拉致被害者家族会・飯塚繁雄代表(76)「拉致問題以外(の問題)について早走りすることが絶対にないように、私たちはあくまでも拉致問題が一刻でも早く進むように要請するしかない」
さらに、飯塚代表は、期限を設けて誠実に調査内容を報告するよう北朝鮮に訴えてほしいと政府に求めたという。