薬品注入で枯れたご神木を伐採 愛媛

愛媛・東温市の惣河内神社で、ご神木が薬品の注入により枯れたことを受けて、神社は26日からご神木の伐採を始めた。
伐採が始まったのは東温市の惣河内神社にある樹齢約600年のヒノキのご神木。警察のこれまでの調べで、ご神木の根元付近に直径約3ミリの穴が複数見つかり、除草剤に使われる薬品「グリホサート」が注入されたことがわかっている。
神社ではご神木の枯れが進んだことから伐採することを決めたもので、26日は業者がチェーンソーを使ってご神木を切り倒していった。
この問題をめぐっては、神社と氏子が高知県の業者を相手取り、ご神木の引き渡しの無効を求める民事訴訟を松山地裁に起こしていて、伐採されたご神木は訴訟が終結するまで愛媛県森林組合連合会で保管されることになっている。