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新型ロケット載せたトレーラーが立ち往生

2013年6月2日 15:24
新型ロケット載せたトレーラーが立ち往生

 今年8月に鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げが予定されている新型ロケット「イプシロン」の機体を運んでいた大型トレーラーが故障し、国道上で立ち往生している。

 2日午前2時頃、新型ロケット「イプシロン」の機体の一部を載せて鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所に向かっていた大型トレーラーが、観測所まであと300メートル程の国道上で故障し、立ち往生した。

 トレーラーに載せられていたのは3段式のロケットの機体の一番下の部分で、長さは約12メートル、直径が2.5メートルある。トレーラーは、タイヤなどを動かすための油圧系統が故障したとみられ、修理には数日かかる見込み。

 イプシロンは、今年8月22日に惑星観測用の宇宙望遠鏡を載せて打ち上げられる予定で、JAXA(=宇宙航空研究開発機構)では数日のうちにトレーラーの修理が済めば、打ち上げのスケジュールに支障はないとしている。