北朝鮮を脱出した日本人配偶者らが１４日、外務省に要望書を提出し、帰国を希望する日本人配偶者とその家族、全員の帰国を求めた。

　４日、北朝鮮は、拉致被害者のほか、帰還事業で北朝鮮に渡った日本人配偶者などについての調査を行う特別調査委員会を立ち上げている。これを受け、北朝鮮に家族を残しながら、２００１年から２００３年にかけて脱北した日本人妻らが１４日、外務省を訪れ、要望書を手渡した。

　要望書では、帰国を希望する日本人配偶者とその家族、全員が帰国できるようにすることを求めているほか、日本語教育など定住に向けた支援制度の確立を求めている。

　家族を残し脱北した日本人妻「（北朝鮮にいる）日本人妻たちは本当に高齢なんです。最後の１人でも、日本に帰してもらえたらなと」

　日本人配偶者らは、今後も、日本政府に働きかけていくという。