使用済核燃料プールに400キロの機械落下
29日、東京電力・福島第一原発の3号機の使用済核燃料プールに、400キログラムの機械が落ちるトラブルがあった。
東京電力によると、29日午後0時45分ごろ、福島第一原発3号機の使用済核燃料プールの中のがれきを撤去する作業中、燃料を交換する機械の操作卓をクレーンでつかもうとしたところ、つかみ損ねて、プールの中に落としたという。操作卓のもともとの大きさは、高さ1.6メートル、縦横約1メートルで、重さは400キログラムだが、がれきによって損傷を受けているという。
今のところ、プール付近の放射線量やモニタリングポストに変化はみられないという。なお、作業は遠隔操作で行われ、ケガ人はいなかった。
東京電力は、プール内の核燃料が損傷していないか詳しく調べることにしている。