朝鮮半島の西を進んでいた台風１６号は、温帯低気圧に変わった。

　台風は２３日、上海付近を通過した後、進路を東よりに変えて朝鮮半島の西で２４日午前９時に温帯低気圧に変わった。ただ、日本付近には湿った空気が流れ込んでいて、所々に活発な雨雲がかかっているため、雨が激しく降る所がありそうだ。

　２５日朝までの予想雨量は多い所で、四国と東海で２００ミリ、九州北部と近畿、北陸で１５０ミリとなっていて、土砂災害などに警戒が必要。また、予想される風の強さと波の高さは、北陸と東北で３０メートルの暴風、九州北部と北陸、東北で４メートルのしけとなっていて、強い風や高い波にも警戒が必要。