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名古屋市エレベーター死亡事故で調査報告

2014年12月2日 13:17

 2012年、愛知県の飲食店で女性従業員が業務用エレベーターに挟まれ死亡した事故で、国土交通省の事故調査部会は女性従業員が掃除中に意図せずドアスイッチを触った可能性があるとする調査報告をまとめた。

 この事故は2012年12月、名古屋市の飲食店で、当時28歳の女性従業員が料理などを別の階に運ぶ業務用エレベーターに首を挟まれ、死亡したもの。事故調査部会の報告書によると、女性従業員がエレベーターの奥を掃除しようと内部に頭を入れた時、意図せずエレベーターの外にあったドアスイッチを触った可能性があるという。その時、エレベーターのカゴが呼び出されて上昇し、挟まれたとみられる。

 調査部会は国土交通省に対し、同様のエレベーターについてスイッチが容易に触れられない構造となっているかなど調査し、対策を検討すべきとしている。