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「東京」寒く?気象観測地点50年ぶり移転

2014年12月2日 15:11
「東京」寒く?気象観測地点50年ぶり移転

 「東京」の名称で気象庁が発表している気象データの観測地点が50年ぶりに移転した。

 2日から「東京」の気温や降水量の新たな観測ポイントとなったのは、皇居に隣接する北の丸公園に整備された観測施設。「東京」の気象データは1964年から大手町にある気象庁の敷地内で観測していたが、将来、庁舎の移転が計画されていることなどから気象庁は3年前に新たな観測施設を設け、準備を進めてきた。

 気象庁によると、公園の中にある新たな観測ポイントはオフィス街の大手町に比べて気温が低くなるという。昨年度のデータをもとに検証したところ、最低気温の平年値は1.4℃低くなるほか、最低気温が25℃以上の「熱帯夜」の日数が39日から22日に減少。最低気温が0℃未満の「冬日」が6日から21日に増加したという。