B787バッテリーから煙 調査結果を公表
今年1月、成田空港で日本航空のボーイング787のバッテリーから煙が出たトラブルで、国土交通省は、内部ショートが起きた可能性があるとする調査結果を公表した。
このトラブルは今年1月、成田空港で出発準備中の日本航空・ボーイング787でバッテリーから発煙したもの。このバッテリーは、去年、飛行中に煙が出て全日空機が緊急着陸するなどトラブルが2件相次いだことから、改良されたものだった。
原因について国土交通省は19日、バッテリーで内部ショートが発生し過熱したことが考えられるとする調査結果を公表した。また、改良前のトラブルではバッテリー全体が激しく損傷したが、今回は損傷は小さかったことから、運航に問題はなく、改良策は有効だったとしている。
しかし、内部ショートが起きた原因は特定できておらず、国土交通省は乗客の安心を確保するため、ボーイング社はバッテリーのさらなる改善などを検討すべきと指摘している。