小豆島で光り輝く「寒そうめん」作り最盛期
そうめんが特産の香川県小豆島では、この時期ならではの「寒そうめん」作りが最盛期を迎えている。
同県の土庄町の製麺所で、夜明け前から前日にゴマ油を塗って仕込んだ生地を機械で伸ばしていく。「寒そうめん」は冬の寒さでコシが強くなると言われ、特に今の時期に作られる「極寒そうめん」は、さらにコシが強いとされている。伸ばした生地は屋外に出され、冬の冷たい風のなか長い箸を使ってそうめんをさばく「箸分け」という作業が行われる。
澄んだ日差しのなかキラキラ輝く「寒そうめん」作りは3月いっぱいまでで、小豆島の組合による「島の光」ブランド全体では、今年年間2700トンの手延べそうめんの出荷を見込んでいる。