２２日は、島根県が１０年前に条例で定めた「竹島の日」。島根県松江市では、政府関係者も出席して記念式典が開かれた。

　島根県松江市で開かれた１０回目の「竹島の日」の記念式典には約５００人が参加し、領土問題を担当する内閣府の松本洋平政務官のほか、１１人の国会議員が出席した。松本政務官は「領土を断固として守る」と強い姿勢を示した一方で、韓国は重要な隣国として、「未来志向の日韓関係の構築に向け、努力していく」とも述べた。

　また、島根県の溝口知事は「韓国が竹島占拠の動きを強めている」として、日本の主張を国際社会へ強くアピールするよう政府に求めた。

　一方、式典会場の外には、「竹島の日」に反対する韓国の市民団体のメンバーが抗議活動に訪れ、警察ともみ合いになるなど、一時騒然とした。