4月からの国民年金 保険料↑実質受取額↓
4月から社会保障の負担なども変わる。
自営業や無職の人が加入している国民年金の保険料はひと月1万5250円から1万5590円に上がる。
一方、高齢者が受け取る国民年金の額は608円(0.9%)引き上げられ、満額でひと月6万5008円となる。年金を受け取る高齢者が多く、それを保険料で支える若い世代が減る傾向にあるため、年金額の伸びを抑える制度が初めて使われ、物価の上昇率に年金額の伸びが追いつかず、実質的には目減りすることになる。なお、4月・5月分の年金は6月に支給される。
一方、65歳以上の人が納める介護保険の保険料は、全国平均で月5550円程度と、初めて5000円を上回る見込みで、3月までより約600円の引き上げ。実際の額は市町村ごとに決まる。