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蔵王山に火口周辺警報 火山性地震が増加

2015年4月13日 15:06
蔵王山に火口周辺警報 火山性地震が増加

 宮城と山形県境にある活火山の蔵王山で火山性地震が増えている。気象庁は今後、小規模な噴火が起こる可能性があるとして、火口周辺警報を発表して警戒を呼びかけている。

 気象庁によると、蔵王山では今月7日から御釜と呼ばれる火口湖付近を震源とする火山性地震が増加し、9日には火山性微動も発生するなど、火山活動が活発な状態が続いている。気象庁は今後、小規模な噴火が発生する可能性があるとして、13日午後、火口周辺警報を発表した。

 蔵王山では5段階の噴火警戒レベルがまだ運用されていないが、発表された火口周辺警報は噴火警戒レベルの下から2番目の「噴火警戒レベル2」に相当するという。想定される火口域から約1.2キロの範囲では、噴火に伴う大きな噴石の飛散などに警戒するように呼びかけている。