福島県の飯舘村は、２０１７年３月までに帰還困難区域を除き避難指示を解除する方向で調整に入った。

　飯舘村は、帰還困難区域の長泥地区を除いた地区について、来年３月に住民が帰ることを目標としてきたが、農地などの除染が終わらず、目標時期の見直しを進めている。２１日に開かれた村議会で、菅野村長は帰還困難区域を除き、約２年後の２０１７年３月までに避難指示を解除する方向で調整する考えを示した。

　菅野村長「大変な思いをしている村民の立場で考えながら、私たちとして意思表示をして、国に理解してもらうしかない」

　村では、国などと協議しながら、今年６月にも新たな帰還の目標時期を正式に決める予定。