青森県の弘前さくらまつりが開幕した。主役のソメイヨシノが２３日に満開となり、訪れた観光客を魅了している。

　弘前さくらまつり初日の２３日は、弘前城の天守を望む下乗橋前で開会式が行われた。式では葛西市長たちが桜の花びらに見立てた風船を空に放ち、まつりの開幕を祝った。

　弘前公園のソメイヨシノは過去５番目に早い今月１６日に開花し、開幕に合わせるかのように２３日、満開となった。青空が広がった園内には大勢の観光客が訪れ、淡いピンク色に染まったソメイヨシノを楽しんでいた。

　観光客「こんなにたくさんの種類の、しかも本数の多い桜は初めてなので、あまりに見事でびっくりしています」「日本人の心というか、お城と桜という日本独特の風景が毎年ここに引き寄せるのかな」

　１００年ぶりの石垣の修理に伴って埋め立てられた内堀から天守や桜を見上げる「百年に一度」の眺めも楽しめる弘前さくらまつりは、来月６日まで開かれている。