サイゼリヤ3店舗で…サラダに「カエル」混入 別の店も相次ぐワケ
ファミリーレストランの「サイゼリヤ」。東京と神奈川の3つの店舗で相次いで“サラダにカエルが混入”していたことがわかりました。何があったのでしょうか。
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東京・杉並区の「サイゼリヤ」。『news zero』は、利用客に話を聞きました。
“混入”店舗の利用客(東京・杉並区)
「食べます。めっちゃ食べます」
「小エビがいっぱいばーって」
この「小エビのサラダ」をめぐり、ある問題が起きています。
全国に1000店舗以上を構える「サイゼリヤ」。熱々のミラノ風ドリアをはじめとしたイタリアンを手軽に楽しめるファミリーレストランですが、そのメニューのサラダに“カエルが混入”していたというのです。
それも1店舗ではなく、10月18日以降、次の3つの店舗で相次ぎ判明しました。
10月18日 小田原ダイヤ街店(神奈川)
10月19日 川崎日航ホテル店(神奈川)
10月21日 阿佐ヶ谷駅南口パール商店街店(東京)
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阿佐ヶ谷の店舗の関係者が『news zero』の取材に当時の状況を明かしました。
カエルが混入していたのは、メニューの中でも一番上にある「小エビのサラダ」。その皿の上に小さなカエルがのっているのを、注文した客が見つけたといいます。
客は、店側にカエルがいることを報告。店長が対応に向かうと、サラダの上には、カエルが逃げないように別の皿をかぶせた状態だったといいます。注文した客は「食欲がなくなった」とそのまま退店したということです。
“混入”店舗の利用客(東京・杉並区)
「そんなことある?って感じ」
「きょうは入ってなかった」
「びっくりしますね、入ってたら。最近そういうニュース多すぎて、逆にもうあまり気にならなくなってきた」
さまざまな店で“カエルの混入”が相次いでいます。
ことし5月、うどんチェーン店「丸亀製麺」ではテイクアウト用の商品にカエルが混入。大手スーパー「イトーヨーカドー」でも販売していたサラダにカエルが混入していたとの発表が。
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なぜ相次いでいるのか、専門家に聞きました。
――なぜ“カエル混入”?
茶臼山高原両生類研究所(カエル館) 熊谷聖秀館長
「カエルは狭いところとか穴の中好きだから、狭いところまで入り込むから、入っている状態で収穫された」
「サイゼリヤ」は調査の結果、自社工場で加工しているレタスへの混入の可能性が高いと判断したと発表。今後は、葉の部分を1枚ずつはがして裏表を確実に点検するとしています。
(11月3日放送『news zero』より)